弊社の立ち位置と役割
特徴的な業務形態を先に示します。
弊社は基本的に「省エネをしたいオーナー側担当者の支援役」となります。
明確に特徴をお伝えするなら「成果が実現するまで伴走する」役割となります。
そして、成果の大きさは事前に数字化しがたいのは普通にあることです。だからと言って、価値が見えないうちに弊社人件費等をベースに事前契約することは、お客様側の社内理解は得られないでしょう。
その毎回難しいと感じる点を解決するため、改善による「完全成果報酬、後払い」という特別な契約を行ってきています。
効果が出なければ支援報酬は頂かない、つまり成果が出ないことへの「人件費リスク」は、弊社側が負うという事です。
過去、実績発生後お客様の反応は。。
既存の建物内設備の省エネでは
「今までご担当者や協力会社さんには、これが普通。。と思っていた常識がくつがえる」という事がよくあるケースです。
あるいは
「これ出来るんじゃないか?と思っていたが、やっぱり可能だったんだ・・」というケースです。
ときに、優秀な運用をされていた方からは、
「自分がやりたくても普段やり切れないことが、自動化で全部できるようになった」とお話し頂いたこともあります。
その実績ある技術発案を 弊社が言いっぱなしでは結果は現れませんので、あくまで「実現まで支援する業務」を行います。
派生業務の可能性
さきの省エネ改善の推進に付帯して、省エネを直接の目的としない副次的な業務
例えば製造業ならば、管理すべき製造品質の向上、工数の削減、管理の効率化や建物・設備の効率的な活用アイデアという「VE提案」
つまり弊社が付加価値を提供できるケースにおいて「技術考案・提案・実現への伴走役」となります。
ただし、成果の数字化が難しいものは、契約方法も随時ご相談となります。
その業務においても改善価値のある内容は「事後の完全成功報酬」のスタンスは崩しませんが、
依頼者様に「メリットが無いのに支払いが発生するリスクの無い仕組み」とします。
(一方で、伴走支援する弊社が実行責任を負う契約は致しません。貴社社員の「考察力の支援」業務とお考えいただくのが妥当です)
これは何業なのか
創業者 田代は建設の一般事業に関する一級国家資格は保有しており、代表的な立場(設計業の管理建築士や、施工業の専任技術者)を過去に日立電線(株)で長らく経験しております。
ただし、弊社は下記の実務を行う事業者ではありません。
①建物の設計を行う「設計事務所」の直接的な業務は行ないません。
②建物や設備の建設そのものを行う「建設業」の業務も行ないません。
③建物の維持管理を請け負う「維持管理業」の業務も行いません。
④事業所所属でエネルギー管理の責任を持つ「エネルギー管理士」の業務も行いません。
これらは既に、どの既存施設でも現在まで頼りにしてきた会社さんがおられ、その関係を崩しがたいお客様も多いと思います。
そこで競合せず、「施設所有者様のサポート役」として原則「完全成功報酬型」で、業務委託契約書に基く業務をさせて頂く立場です。
創業者の職業背景
実際それが十分高品質で提供可能となりえる(可能性として予期できる)創業者 田代の職業背景を下記しますので、ご参照ください。
1983年4月から29年間、2012年6月まで日立製作所グループ御三家と呼ばれた日立電線(株)主力の日高工場にある「生産技術部 建設グループ」という所が本拠地でした。
そこは、一級建築士を数名擁する「子会社として分離されてないインハウスの」設備投資企画役の部門。つまり、社内の設備投資にかかわる情報は「自分事として」直接に見聞きして参画していたという事です。
その中で、
【以下↓の実績をもつ経験者はきっとレアです。貴社のお悩みに向き合えそうか?ご確認頂ければ幸いです】
20代:床面積が2万㎡までの製造業の工場(鉄骨造)や厚生施設(RC造)に関与。
1.建設企画と企画予算組み
図面のない段階で、社内の予算を組まなくてはいけないことが多い。←どうやって??
2.基本設計と実施設計の一部
外注費節約。構造設計もルート2まで自力計算。FAPⅡばりのFEMソフトウエア自作利用。
3.施工段階で施工者の監理
ほぼ毎日何かの工事をしている現場に。「品質と工程と安全」工事管理の指導役です。
4.完成した空調等の試運転調整をして現場に引き渡す
20代後半でシーケンス動作にハマる。パッケージエアコンでもそれを付けるだけじゃないんだ。。と。
5.その後の維持管理
新しい建物より古い工場がはるかに多くて・・・窓が壊れた、雨漏りがする、扉があかない、などの「ファシリティマネジメント業務」が常に必要ですが、その再発防止などでVEの工夫を楽しんでいました。
・・・という一連の業務を
会社の代表で発注側「プロジェクトマネジメント役」として、協力会社の方と力を合わせ仕事をしていました。
施設オーナー内部から「だれよりも上手に会社のお金を遣える(VE)」ことが一番の存在価値として、オーナー最重視の仕事を社内側から、かつ一級建築士として行っていたという事です。
30代:設備投資する自社建物には「大型空調を有するクリーンルーム」が増えました。
①半導体といっても様々ですが、主に前側で材料工程の工場
②室内に「大きな発熱体」を有するが一定の清浄度管理が要求される工場
③デバイス組み立てを主として一定の清浄度を要求される工場
など、製造する品目が持つ「ISO9001の要求水準が異なる工場」を10種類以上経験しました。
建築本体は、田代が一級建築士として自身の名前で確認申請を行い、特定行政庁(日立市)より建築許可を取得したものが日立電線(株)で当時大半となりました。
空調設備は、参画する社内チームの中で有力な経験者から垣根を越えて学んで徐々に知見を増やし、建物の基本計画段階で設備設計の情報を反映し擦り合わせ進行する、という無駄のない方法をマスター。
これにより手戻りを減らす調整役(設計のフロントローディング)を、製造現場の最も詳しい社員を巻き込んで行っていました。(建築と設備の構築スペックを両方一人の設計者が決める「工程の無駄取り」は業界内では異例です)
40代:過去の約20年の経験を生かしつつITバブルが弾けた2002年頃より、すでに20年以上、特に負荷の大きな大型建物の空調システム全体、あらゆる機器の部分にかかわる、省エネ改善のアイデア出しと実現までをお客様に並走する仕事を主にしています。
50代:上記の経験を生かす形で(株)NTTファシリティーズに転職し、自らの事業として部門を作って頂き「IoTやAIを活用した」大型空調に向き合い、省エネルギーシステムを「主に既存システムに後付けする形」で提供する事業を中心に続けてきました。
その後、もしも自分の得意な分野をその勤務先でできれば。。と期待したものの想い叶わず←(詳しくはクリック)起業に至っています。
この経験を既に生かしていただいているお客様も多数おられますが、今後さらに命ある限り?続けていく所存です。(そのくらい、この仕事が天職だと思っております)